佐々木 剛二 (SASAKI, Koji)
ステイタス
連絡先/ウェブサイト
kojisasaki2030[a]gmail.com
研究課題
ブラジル日系移民知識人の活動と言説に関する研究
研究関心領域
理論・学史 歴史・文化変容 人口・移住・移民 エスニシティ メディア・情報
対象地域
ブラジル、日本、北米
研究内容
ブラジル日系移民をめぐる政治、知識、主体化。日本・ブラジル間の移住、ブラジル日系移民知識人、日本の対南米の出移民・入移民政策、トランスナショナルな移民メディア、移民による政治・知識実践。人類学的方法論と空間、道徳の人類学。
研究業績
学会・口頭発表
国際会議における発表
(口頭・査読有り)
November 2010. “A Ruptured Circuit: The Recession and the Breakdown of the Dekassegui System. In the Panel “Politics of Migration in the Age of Global Cultural Circulation: Japan as an Ethnographic Focus,” 109th American Anthropological Association Annual Meeting, New Orleans, Luisiana, USA.
July 2009. The Overseas Imperial Subjects and Their Self-Mobilization: Moments of Return in the Japanese Community in Brazil. Return: Migrants, Nation-States and Biopolitics in Asia. Joint Seminar of Contemporary Anthropology Workshop and the Graduate Program on Human Security, the University of Tokyo. The University of Tokyo, Japan.
June 2009. Mobility, Imperialism, and Intellectuals: The Emergence of the Intellectual Class in the Japanese Community in Brazil 1920s-1950s. Devenir l’Autre: Experience et Recit du Changement de Culture entre Orient et Occident. Joint Seminar of International Research Center for Japanese Studies, Centro Europeen d’Etudes Japonaises d’Alsace, and Universite de Strasbourg, International Research Center for Japanese Studies, Kyoto, Japan.
July-August 2008. Koji Sasaki. Return as Moral Act: Changing Meaning of Return in the Japanese Emigrant Discourse in Brazil. Return Migration in Asia: Experiences, Ideologies and Politics. Asia Research Institute, National University of Singapore, Singapore.
2008年3月「移民的徳と移民知識人:人類学的探求のための覚書」 研究報告会 サンパウロ人文科学研究 所 ブラジル・サンパウロ.
May - June 2007. For an Unanswered Love of Country: Brazilian Nikkeijin Return Migration from the Sending Society's Point of View Minpaku International Symposium 2007 Transnational Migration in East Asia: Japan in Comparative Focus. National Museum of Ethnology Osaka Japan.
(口頭・査読なし)
July 2009. The Overseas Imperial Subjects and Their Self-Mobilization: Moments of Return in the Japanese Community in Brazil. Return: Migrants Nation-States and Biopolitics in Asia. Joint Seminar of Contemporary Anthropology Workshop and the Graduate Program on Human Security the University of Tokyo. The University of Tokyo Japan.
パネル討議者
February 2010. Japanese Religions between Global and Transnational. 66th Seminar of Contemporary Anthropology Workshop.The University of Tokyo Japan.
May 2008. Presenca Japonesa no Mexico. Simposio Internacional Presenca Japonesa na America Latina. Memorial da America Latina, Sao Paulo, Brazil
国内学会・シンポジウム等における発表
(口頭査読有り)
2010年6月「エドゥアルド・ヴィヴェイロス=デ=カストロとは誰か:ペルスペクティヴィズモの思想を中心に」日本文化人類学会第44回研究大会 立教大学
2005年3月「日本―ブラジル間における出稼ぎ移住者の経験:境界化された文化の概念を越えて」 日本文化人類学会関東地区研究懇談会・博士論文修士論文発表会 東京都立大学
2001年5月「平和学の現在~『平和の世紀』を創るために~」 日本平和学会関東地区公開シンポジウム「大学での平和学の展開について考える」 明治学院大学
(口頭・査読なし)
2011年6月「移動性とユートピア:1920-40年代におけるブラジル日本移民の世界主義的想像力」第4回国際社会学研究会 一橋大学
2010年12月「移民と知識と政治の人類学:ブラジル日系移民社会における遠隔地ナショナリズムとマイナー知識人」第782回首都大学東京・東京都立大学社会人類学研究会 首都大学東京
2007年11月「日本とブラジル間の移住研究と徳の人類学」 「人間科学講義II」 ゲストスピーカー 慶應義塾大学
2007年10月「人類学的概念と空間的属性: 線と面を巡って」 第51回現代人類学研究会「『フィールド』の現在的配置:人類学的空間と社会形態学の再検討」 東京大学
2007年6月「『在日日系ブラジル人』研究における認識論的問題:二つの空間性を巡って」 日本文化人類学会第41回研究大会 名古屋大学
パネル討議者
2010年4月「日本在住の『外国人』住民の研究を通して見える日本」慶應義塾大学東アジア研究所・プロジェクト研究会(特別研究会) 慶應義塾大学
2010年3月「人類学者のエステティクス」第68回現代人類学研究会 東京大学
2010年2月「人類学的批判の再定位にむけて: 変容する文脈にどうかかわるか 」大阪大学グローバル COE「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」内研究プロジェクト「諸価値のコンフリクトと妥協に関する民族誌的研究」ワークショップ 大阪大学
論文
学術誌における論文
2011 「統合と再帰性:ブラジル日系社会の形成と移民知識人」『移民研究年報』17 pp. 23-41.
2009「移動性 帝国主義 知識人:1920年代から50年代におけるブラジル日系移民コミュニティにおける知識階級の形成」『人文研 Jinmonken』 No.7 (サンパウロ: サンパウロ人文科学研究所) pp. 142-162.
2009 “Moral Mobility: Return in the Japanese Community in Brazil 1908-1955,” The Newsletter, No. 50 (Leiden & Amsterdam: International Institute for Asian Studies), p. 6.
2008 “Between Emigration and Immigration: Japanese Emigrants to Brazil and their Descendants in Japan” Shinji Yamashita Makito Minami David W. Haines Jerry S. Eades (eds) Transnational Migration in East Asia: In a Comparative Focus (Senri Ethnological Reports 41) (Osaka: National Museum of Ethnology) pp. 53-66.
2001 「『民族』概念をめぐる一考察」 『シンポジオン 1998/1999 学生論文集』 東京大学教養学部 pp 266-273. (編集委員会に所属する教員の推薦による)
学術誌におけるその他の寄稿
2005「Edward Park教授(2005年12月20日)」 CPAS Newsletter Vol.6 No.2 (東京:アメリカ太平洋研究センター) pp. 8-9.
商業誌における論文
2008 “Liberdade Surreal.” Revista Made in Japan, No.133 (Sao Paulo: Editora JBC), p. 80.
2007 “Dekasseguis na Visao Japonesa.” Revista Made in Japan No. 115 (Sao Paulo: Editora JBC) p.53.
2007「日本からブラジルへ、ブラジルから日本へ」『アジア遊学』 No.104 (東京:勉誠出版) pp. 38-44
(査読有り)
(査読無し)
書評
報告書
学位論文
その他
電子メディアにおける発表
2008 「2008年とブラジル日系移民の過去、現在、未来(1)」 http://www.discovernikkei.org/forum/en/node/2905(全米日系人博物館ウェブ・プロジェクトDiscoverNikkei 内)
2007「移動の時代における善き生き方」 http://www.jinmonken.org.br/jinmonken/saisentan230207.html(サンパウロ人文科学研究所ウェブサイト内)
翻訳
Beeman William O.(佐々木剛二ほか共訳)「リスク概念の文化差――東洋と西洋の比較から」 宮坂敬造ほか編『リスクの誘惑』 慶應義塾大学出版会 2011年。(発刊予定)
会議通訳
2007年6月「グレゴリー・ベイトソンの精神の生態学と芸術の心性:M.C. Bateson 教授を囲んで」 慶應義塾大学アートセンター
調査歴
教育歴
経歴
2003.3 東京大学教養学部地域文化研究学科(アメリカ分科)卒業
2003.4 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(文化人類学)修士課程進学
2005.4 同博士課程進学
2006.10 - 2007.5 ブラジル・州立カンピーナス大学 国際移住研究センター 客員研究員
2007.11 - 2008.11 ブラジル・サンパウロ人文科学研究所( Centro de Estudos Nipo-Brasileiros) 研究生 (pesquisador)
2009. 4 - 2011.3 日本学術振興会特別研究員(DC2)
2011.4 - 日本学術振興会特別研究員(PD) (研究従事機関:一橋大学大学院社会学研究科)
研究助成/その他
2011年4月 - 2012年3月 文部科学省「平成23年度科学研究費補助金(特別研究員奨励費)」 90 万円
2010年4月 - 2011年3月 文部科学省「平成22年度科学研究費補助金(特別研究員奨励費)」 80 万円
2009年4月 - 2010年3月 文部科学省「平成21年度科学研究費補助金(特別研究員奨励費)」 120 万円
2008年4月 - 2009年3月. 公益信託澁澤民族学振興基金「平成20年度大学院生に対する研究活動助成」. 48万5千円
2009年 日本学生支援機構・大学院第一種奨学金「平成20年度特に優れた業績による返還免除」 免除額: 146万4千円
備考
2011年6月現在