阿由葉 大生 (AYUHA, Daiki) [アジア/ICT]
ステイタス
博士課程
連絡先
daikiayuha[at]gmail.com([at]を@に変えてください)
研究課題
予測技術による制度設計を文化・社会・制度に関する理論の観点から理解
研究関心領域
科学技術、情報技術(ICT)、シミュレーション、予測
対象地域
インドネシア
研究内容
古代の占いや託宣にはじまり、ニュートン力学やコンピュータによる予測へと、未来を予測することは人の念願であった。対数や微積分が発明されたのも、経済学がニュートン力学化したのも、ある意味そのためと言える。ならば、こうしたテクノロジーを利用した予測のプロセスはどのようになっているのだろうか。
本研究では、人口予測や経済予測といったか科学的な予測が、どのように公的保険の制度設計に生かされるのかを、予測と政治の界面において明らかにするものである。将来の人口や経済を予測し、リスクを国民全体に分散させるという公的保険の営みを、文化・社会・制度に関する理論の観点からどのように理解できるか、予測という人類普遍の行為に対して、近代的な予測や保険の研究がどのような新しさをもたらすのか検討する。
研究業績
学会・口頭発表
阿由葉 大生「‘情報社会’の構成:地域情報化の実施局面についての人類学的試論」2012年日本文化人類学会関東地区研究懇親会2012年度修士論文・博士論文発表会、於:首都大学東京、2013年3月21日
阿由葉 大生「政治的なメディアと私的なメディア:情報社会を生きる若年女性の投票行動」社会情報学会2014年学会大会、於:京都大学、2014年9月21日
阿由葉 大生「‘地域情報化’の形成過程:地域SNSにおけるデザインの人類学」社会情報学会2014年学会大会若手カンファレンス『現代文化と情報技術―文化は情報化されるか』、於:GACCOH(京都市出町柳)、2014年9月19日
柴田 邦臣、阿由葉 大生、服部 哲「言語獲得と知識獲得を支援するタブレット・メディア—聴覚障害児のコミュニケーションから—」情報処理学会・第156回DPS・第89回GN・第61回EIP合同研究発表会、於:金沢工業大学、2013年9月12日、(共著論文、申請者はデータ処理を担当)
柴田 邦臣、阿由葉 大生、小河 千了、服部 哲(共著)「タブレット・メディアによる『拡張コミュニケーション』―聴覚障害児に学ぶライフログの活用―」情報処理学会・GNワークショップ2013、於:石和温泉 華やぎの章 慶山、2013年11月28日、(共著論文、申請者は社会調査データ処理を担当)
Shigeki INOUE, Hitomi YOSHIDA, Daiki AYUHA, Koichi UTAGAWA, Sumie KAMINAGA, Kuniomi SHIBATA(共著), Research on The Usefulness of Closed Captions on TV Commercials②―Shared Needs of the Hearing-Impaired and People over 60―,第4回国際ユニヴァーサルデザイン会議2012、於:福岡国際会議場2012年10月14日(共著、申請者は統計分析を担当)
Kuniomi SHIBATA, Koichi UTAGAWA, Shigeki INOUE, Hitomi YOSHIDA, Daiki AYUHA(共著), Research on the Usefulness of Closed Captions on TV Commercials③―Closed Captioning as a Form of Advertising Expression―,第4回国際ユニヴァーサルデザイン会議2012、於:福岡国際会議場2012年10月14日(共著、申請者は半構造化インタビュー実施補佐を担当)
論文
(査読有り)
(査読無し)
阿由葉大生,柴田邦臣「『大妻エレクション2012』の調査報告と分析 : 若年女性の投票行動、政治意識、情報行動」大妻女子大学紀要. 社会情報系, 社会情報学研究 23, 175-196, 2014
阿由葉大生『地域情報化’の形成過程:地域SNS におけるデザインの人類学』社会情報学 第3巻3号 2015
書評
報告書
その他
阿由葉大生「字幕の評価とキャプションのリテラシー」 『字幕とメディアの新展開 多様な人々を包摂する福祉社会と共生のリテラシー』、柴田邦臣・吉田仁美・井上滋樹(編著)、青弓社 、pp.104-117、2016
吉田仁美, 井上滋樹, 阿由葉大生「字幕は、誰のものか?―キャプションのニーズ拡大」『字幕とメディアの新展開 多様な人々を包摂する福祉社会と共生のリテラシー』、柴田邦臣・吉田仁美・井上滋樹(編著)、青弓社 、pp.55‐68、2016
教育歴
平成24年4月~平成26年3月:大妻女子大学社会情報学部社会生活情報学専攻授業補助員
経歴
2010年3月 早稲田大学第一文学部卒業
2010年4月 東京大学総合文化研究科修士課程入学
2013年4月 東京大学総合文館研究科博士課程進学
2015年4月 学術振興会特別研究員(DC2) (~2017年3月)
受賞暦
社団法人社会情報学会研究発表優秀賞(第3回 2014年度 第3回学会大会発表)
調査暦
平成25年4月1日~平成26年3月31日
平成25年度厚生労働科学研究費補助金 障害者対策総合研究事業(身体・知的等障害分野)「音声言語機能変化を有する進行性難病等に対するコミュニケーション機器の支給体制の整備に関する研究(H25-身体・知的-一般-004)」 社会調査分析チーム統計分析担当