吉田 加奈子（Kanako, YOSHIDA）

研究内容

多文化共生と部落ディアスポラについて研究しています。

日本の社会的差別・排除構造を「ディアスポラ研究」の議論に載せていくこと、ディアスポラ的に存在する部落にルーツを持つ人々を「マイノリティとマジョリティの二元論的関係を崩壊」させる主体として捉えていくことで、多文化共生や多様性の議論に貢献する目的で研究しています。

研究業績

所属学会

日本文化人類学会        

論文                        

（査読有り）

• ”Are they better now? Health-Related Quality of Life measures, and the quest for holistic indicators measuring the health impact of NGOs” (VSO International 委託), 2013 年 5 月, p.1-41.

（査読無し）

• 「『見えない存在』として生きる部落ルーツの人たち」『月刊部落解放』2023年12月, p. 112-120.

翻訳

• 「World Headline」『国際開発ジャーナル』No. 740, 2018 年 8 月, p.50-51.

• 「World Headline」『国際開発ジャーナル』No. 739, 2018 年 7 月, p.50-51.

学位論文         

• Educational Led Social Inclusion -A comparative case studies of the marginalized in modern India and Japan（LSE提出修士論文）2013年9月.    

主な執筆実績                

• インタビュー/石原真衣氏「『出自』と『痛み』が私を彩る　－どちらでも『ない』から、どちらでも『ある』私へ」『TOKYO人権』98号, 2023年5月, p. 3-6.

• 特集「旧優生保護法が教えること」 『TOKYO人権』95号, 2022年8月, p.9.

• 特集「『水平社100年企画』これからの同和問題とは」『TOKYO人権』94号, 2022年5月, p.10.

• 「人権で SDGs を実践する」都政新報，2022 年 1 月 7日.

• インタビュー/「暴力の加害と被害を見つめて」『TOKYO人権』92 号, 2021 年 11 月, p.3-6. 

• 特集「履歴書が変わる!−履歴書を変えることでできることとは」『TOKYO人権』90 号, 2021 年 5 月, p.9. 

• インタビュー/李炯植氏「子どもの貧困や格差をなくすために −学習支援で『生きづらさ』に立ち向 かう」『TOKYO人権』89 号, 2021 年 3 月, p.3-6.

• 特集「ブラック・ライブズ・マターと日本 すべての人にとっての人種問題とは」『TOKYO人権』89 号, 2021 年 3 月, p.9. 

• インタビュー/宇梶剛士氏「『違い』は『彩り』 色の数は多いほど楽しい」『TOKYO人権』87 号, 2020 年 9 月, p.2-4. 

• 特集「"新型コロナ”と人権―無自覚な差別に人権意識で立ち向かう」『TOKYO人権』 87 号, 2020 年 9 月, 別冊./「不安が生む 差別や偏見」読売新聞 2020 年 12 月 18 日一部転載. 

• インタビュー/森川すいめい氏「『支援する』ということはその人が抱える困難に共に向き合うこと」『TOKYO人権』91 号, 2021 年 8 月, p.3-6. 

• インタビュー/矢吹康夫氏「『面倒くさい』と言える権利─アルビノ研究は『自分探し』の旅」 『TOKYO人権』88 号, 2020 年 11 月, p.3-6. 

調査歴

• 2023年10月                                    博士論文執筆のためのフィールド調査

• 2014年4月〜2016年3月　　ODA関連調査（技術移転、サプライチェーン、海外の政策関連調査など）

教育歴

• 2023年9月                        早稲田大学全学オープン科目ゲストスピーカー（アイヌ語とルーツについて）

• 2023年7月　                   立教大学全学共通科目ゲスト講師（部落問題とルーツについて ）

• 2023年6月                        東京都人権プラザ研修講師（SDGsと人権ー開発学の視点から）

• 2022年7月                         東京都人権プラザ研修講師（同和問題について）

経歴

• 2020年4月～現在　　 公益財団法人東京都人権啓発センター　専門員

• 2022年4月〜現在　　 東京大学総合文化研究科超域文化科学専攻（文化人類学） 博士後期課程入学

• 2014年4月　　　　　  開発コンサルタントとしてJICA、外務省、農水省等のODA業務に従事

• 2013年11月　                     London School of Economics and Political Science（社会人類学、開発学） 修士課程修了

• 2008年4月　　　　　株式会社北海道新聞社　記者職入社

• 2008年3月　　　　　早稲田大学国際教養学部卒業

研究助成／その他

備考       2023年11月現在